新しいホームページおめでとうございます。素敵ですね。
ありがとうございます。無理難題の注文を制作スタッフが理解してくれて、ほぼ、自分の理想に近いものができましたよ。
職員さんの笑顔がいいですね。普通、病院のホームページっていうと、ひと気のないロビー、医療器械などが中心なのに、先生のところは、人間が中心っていう感じで温かみがあって素敵!
まさしくそれ!コンセプトは「ハードよりハート」「ありのままに」。医療の原点は人間性。優しい言葉や笑顔だけで、人を幸せにできるんだよ。たつおクリニックの素顔が出てなきゃホームページを作る意味もないですからね。
人間性ね。言われてみれば、医療の原点ですね。では早速質問ですが。
私たち女性にとって肛門科と言うと、少し抵抗がありますが、女性の患者さんは多いのですか?
当クリニックでは半分くらいが女性です。なかには、結婚が決まったのでとりあえずお尻を診てもらおうとか、結構気軽に診察を受けられる若い女性も多いですよ。
外来に初めてみえるときは相当勇気がいるようだけど、当クリニックはお尻の患者さんばかりでなく、胃腸の病気の人や、血圧、風邪まで色んな方がみえますから、あんまり気にすることはないみたいですね。
女性患者さんのなかには、「痔というと周りの人から変に見られるんじゃないか」といって心配させる方がみえますが、心配無用です。「仮に桃子さんは周りの友人が痔を患ってたら変な目で見ますか?」……、でしょ?
私の知りあいで、ある病院にいったら手術をしないといけないと言われ、別の病院に行ったら手術の必要はないといわれたらしいんですけど。
患者さんのなかには、ネットで調べてきて、「自分は難度の脱肛だから手術の必要がある」、なんて勘違いされてる方が時々いらっしゃいます。
痔はガンなどと違って命にかかわったり、手遅れになる病気じゃないので、手術してスッキリするかどうかは自分で決めることなんですよ。
自分で決める?そう言われても。
表現がまずかったかな。
例えると、美容整形と一緒なんです。自分では気にしてない人に「あんたは鼻が低いから手術しなきゃダメだ。」って言うのも、ナンセンスだし「余計なお世話だ」って怒られるのがオチでしょ。
低いことを気にしている人に「気になるようなら手術で鼻を高くできますよ」って勧めるのは問題ないでしょ。
あとは本人がどうするか決めることです。要は、何センチ以下の鼻は手術の必要がある、っていうのはナンセンスで、自分が気になれば手術すればいいんです。それと同じですよ。
ところで薬では治らないのですか?
よく「切らずに治る…」なんて言葉を耳にするけど……。
薬はあくまでも症状を軽くするだけで、根本的な治療ではないんです。さっきの鼻の例でいくと、薬はお化粧ってとこですね。鼻が高くなるわけじゃないけど、上手く化粧すれば気にならなくなるじゃないですか。だから決して薬も捨てたものじゃないんですよ。
まあ「切らずに気にならなくなる…」というのが正確なところですね。
ナルホドね、スッキリしました。
最近では、ジオンという良い注射薬が開発されて、保険適応として使えるようになったので、長期に入院できない人や、特に高齢の人には私は気に入って使っているんだけど、なかなかいいですよ。例えるとプチ整形ってとこですかね。
私は、患者さんが、何が気になって、どうしたいのかを相談しながら、その人の時間的余裕、年齢、もちろん経済的なことも考慮したうえで、最善の策を勧めるようにしていますよ。そのときはお互い本音で話せることが大事ですね。時には患者さんの性格をみて、背中をソッと押してあげることもありますしね。
最後にもうひとつ。いい病院はどうやって見分けたらいいんですか?
大切なことは、先生と話をしてみて、自分の目で決めることですかね。1か所で結論を出さずに何軒か行ってみるのもいいと思います。
話をしてみて、この先生なら自分の体をあずけてもいいと思うことが大切ですね。有名な先生とか、有名病院とかの言葉に惑わされない方がいいですよ。
難しいことのように思えるけど案外簡単です。自分の体は自分で守らなくちゃ。自分に合うかどうか相性の問題もありますからね。
ありがとうございました。本当に解りやすく理解できました。
新しくできたホームページや今日のお話から先生の考えがわかったような気がします。
そう!そこなんです!ホームページはそこを解ってもらいたくて作ったんですよ。型どおりのものじゃつまんないし、たつおクリニックの診療理念を解ってもらいたいですしね。
また機会があれば、色んなお話してみたいですね。